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東日本大震災 復興支援
2011年3月11日 14時46分ごろ発生した東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)は、宮城県、福島県を中心に
過去最大の被災者を出し多くの方が亡くなるなど、歴史上、忘れる事の出来ない大惨事となりました。
そんな中、2011年6月より始まった我々の「東日本大震災被 災地復興支援プロジェクト」も、
2014年6月で3年目に突入しました。
多くの団体が撤退する中、我々は、数少ない活動を継続している団体の1つとなりました。
2012年2月より始まった園芸療法プロジェクトも、スポンサーのアメリケア財団(AmeriCares)の
継続的支援のおかげで、現在まで活動を継続することができています。
園芸療法プロジェクトの活動は、2012年6月15日から今日まで継続しており、
受益者数は延べ5,194人(平成26年7月16日現在)となっています。
2012年2月から8月にかけてボランティアたちの手で作られたセラピーガーデン“希望”も、
今では、亘理町に根差した、立派なガーデンとなり、昨年、被災者の方たちと一緒に植えた芝生や
仮設住宅ごとに作った花壇にも緑が生え、色とりどりの花が咲き誇っています。
今日の現状
仮設住宅で暮らす被災者の方の数は年々減少しています。
亘理町では、昨年の10月から今年の4月末までの間に2,961名から1,901名と減少し、
実に1,060名、約3分の1の被災者が仮設住宅から転出しました。
そのような状況の中、仮設住宅に住む被災者を対象としている園芸セラピー参加者数も、
1年目350名から2年目225名(2014年5月末現在)と125名減少しました。
しかし、225名のうち46%に当たる103名の方が、2013年8月〜2014年5月までの間に10回行われた
園芸セラピーに4回以上参加してくださいました。
これは、我々の園芸セラピーの活動を多くの方が楽しみにし、
継続して参加してくださっていると考えています。
復興支援活動 概要
具体的な活動内容としては、震災当初は、宮城県内での社会福祉協議会、災害ボランティアセンターと連携して、 被災者への炊き出しを始めとした避難生活者の物質的・精神的なサポートを行いながら、 「避難所」→「仮設住宅」→「自宅への復帰」までのプロセスを支援しておりましたが、 現在では、認定NPO法人日本園芸療法士協会の協力の下で主に仮設住宅にお住まいの方々を対象に、 園芸療法プロジェクトとして「園芸セラピー」を定期的にご提供しています。
主な復興支援活動
園芸療法(園芸セラピー) | 仮設住宅近辺での園芸療法、園芸ガーデン造園など |
---|---|
高齢者のケア | マッサージ師の手配、ボランティアによるお手伝い |
こどものケア | 子供向け遊びボランティア |
障がい者のケア | 被災された障がい者の方への物質的なサポート、介助等のサポート |
ニーズアセスメント | 必要な物資の手配、理美容師の手配、現場からの他のNGOへの支援要請 |
園芸療法(園芸セラピー)について
わたりセラピーガーデン「希望」が開園!!
9月1日には、4月から8月まで4ヶ月にかけてのべ300名以上のボランティア参加者と亘理町の住民の方、ホープのスタッフが一緒に参加して作った、わたりセラピーガーデン「希望」がオープンになりました。
わたりセラピーガーデン「希望」は、北海道に本部を置いてる「内閣府認定NPO法人 日本園芸療法士協会」の協力の下で、亘理町の皆様に「園芸セラピー」を体験する場所として、そして「町のコミュニティー場」として利用して頂くために企画されました。
70名以上の町民の方々が参加されたオープニングイベントでは、町役場関係者やマスコミ関係者、日本園芸療法士協会の理事長、AmeriCares関係者、HOPE worldwide JAPAN(以下HWJ)の関係者が一緒に、わたりセラピーガーデン「希望」の開園を祝う時間を待ちました。
これから、わたりセラピーガーデン「希望」が、亘理町民の皆さんから楽しく利用して頂ける事を楽しみにしています。
AmeriCaresは、人道援助に取り組む非営利の国際的保険機関です。
亘理町におけるHWJ園芸セラピー活動は、AmeriCaresの支援により実現しました。
園芸療法(Horticultural Therapy)とは…?
園芸療法(園芸セラピー)とは「園芸を手段として心身のリラクゼーションや、心身の状態を改善すること」です。
園芸療法の目的は、植物を上手に育てたり収穫を得ることではなく、植物を育てることによって、身体的、精神的、社会的に良い状態を求めたり、そこなわれた機能を回復することです。
園芸療法(園芸セラピー)の目的
● 心身のバランスやリラクゼーション
● 高齢者施設にデイサービスで通う人たちのリハビリテーション
● 子供達のための園芸療法
● 身体機能のリハビリテーション
● 学習障がい者お職業訓練・生活訓練
● 言語障がいのリハビリテーション
● グループホームの住民QOL(生活の質)向上
など…
園芸療法(園芸セラピー) 活動報告
わたりセラピーガーデン「希望」での園芸セラピー流れ
セッティング
当日のセラピー用機材を運び、セッティング
参加者のお迎え
参加者を車で迎えに行き、ガーデンまでご案内
セラピーガーデンを楽しむ
ガーデンにこられた参加者がセラピーガーデンを楽しむためにガーデンを見学
・セラピーハウス、フラワーループシート、癒しの椅子等を体験する時間
・写真撮影
・柵の中に咲いている花の観賞・草刈
園芸セラピーの体験
毎回違うメニューで園芸セラピーを体験
・HWJボランティアを紹介
・その日の園芸セラピーメニューを実施
・土を混ぜる→植物の生命力を体験する→花を植える→完成
・参加者からの感想を発表
・セラピーの効能を実感
お茶会の時間
セラピー後にお茶会参加者同士のコミュニケーションとリラックスできる時間を提供
・隣に座っている方や、ボランティン皆さんと歓談
参加者の方のお見送り
HWJスタッフが参加者の方々を仮設住宅の集会所までお見送り
片付け
当日使用した機材を掃除
ボランティアポリシーについて
ホープワールドワイド・ジャパンには、復興支援活動に参加するボランティアのために策定されたボランティアポリシーがあります。
詳しくは、ボランティアポリシーのページを参照下さい。
活動支援金募集
ホープワールドワイド・ジャパンでは、皆様からの復興支援に関する活動支援金を募集しています。集められたお金はすべて、今回の東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)で被災した方々への復興支援活動に使われます。
活動支援金受付口座
銀行名 | 三菱東京UFJ銀行 代々木上原支店 店番:137 |
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口座番号 | 普通預金 口座番号:0049761 |
口座名 | 特定非営利活動法人ホープワールドワイド・ジャパン 東日本大震災 トクテイヒエイリカツドウホウジン ホープワールドワイドジャパン ヒガシニホンダイシンサイ |
BANK NAME | BANK OF TOKYO-MITSUBISHI UFJ YOYOGIUEHARA BRANCH |
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ORDINARY | 0049761 |
BANK ACCOUNT NAME | HWWJ EAST JAPAN EARTHQUAKE RELIEF FUND |
献血活動
献血で作られる血液製剤には有効期限があります。一時的に多くの献血が集められても有効期限切れとなり、医療機関へ提供できなくなる事があります。 そのため、継続的に献血による血液の提供が必要です。ホープ・ワールドワイドジャパンでは、日本赤十字社と協力して定期的に献血活動を行っています。 また、骨髄バンク登録への啓蒙活動も併せて行っています。